
薄明かり黄昏とんぼは橋のうへ青くつきりと俊敏に飛ぶ
秋篠宮家 悠仁さま
薄明かりと青いトンボ
"薄明かり黄昏とんぼは橋のうへ青くつきりと俊敏に飛ぶ"
悠仁さまは、ある夏の黄昏時に、赤坂御用地内の橋の上を俊敏に飛ぶトンボに目を凝らされると、薄明かりの中で青色の模様がはっきりと見え、それがマルタンヤンマだと分かりました。御用地内で夕暮れに高いところを飛ぶことの多いこのトンボを間近に見ることができたのが嬉しかった思い出を歌に詠まれました。

祖父宮の語りたまひし異国の砂の文明間近に迫る
三笠宮家 彬子さま
砂の文明と継承
"祖父宮の語りたまひし異国の砂の文明間近に迫る"
彬子さまは、三笠宮さまが研究し、三笠宮妃百合子さまと一緒に訪れたエジプトを50年の歳月を経て訪問されました。三笠宮さまから話を伺ったり、著書の中で語ったりした古代エジプト文明は、関わりがない遠い世界のことだと思っていましたが、間近で見て、現実のものとして胸に迫ってきたことを詠まれた歌です。

参道を明るく照らす望の月見返ればはるか茜さす富士
三首の比較と総評
それぞれの個性が光る「明」の表現
秋篠宮家 悠仁さま
薄明かりと青いトンボ
「明」の解釈
薄明かり(微光)
特徴
科学的観察眼と詩的感性の融合
三笠宮家 彬子さま
砂の文明と継承
「明」の解釈
明らかになる(認識)
特徴
格調高い古語と歴史的継承
高円宮家 承子さま
月と富士の対比美
「明」の解釈
明るく照らす(光)
特徴
絵画的な対比構造と伝統美
