砂の文明と継承
三笠宮家 彬子さま

砂の文明と継承

祖父宮の語りたまひし異国の砂の文明間近に迫る
「オリエントの宮様」として知られた祖父・三笠宮崇仁親王殿下。その背中を追い、自身も歴史学者として歩まれる彬子さまにとって、2025年のエジプト訪問は単なる公務を超えた、時空を超えた対話の旅でした。
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50年の時を超えた訪問

2025年10月31日から11月5日にかけて、彬子さまはエジプトを非公式訪問されました。主な目的は、ギザに新設された「大エジプト博物館」の開館式典への出席でした。これは、1975年に三笠宮ご夫妻がエジプトを訪問されてからちょうど50年という節目の年でもありました。

02

「砂の文明」との対峙

幼い頃から祖父・三笠宮さまより古代オリエントの話を聞かされていた彬子さま。書物や言葉を通じて知っていた「異国の砂の文明」が、実際にその地に立ち、ピラミッドや遺跡を目の当たりにした瞬間、圧倒的なリアリティを持って「間近に迫って」きたのです。それは、知識が体験へと昇華され、祖父の情熱が孫へと確かに受け継がれた瞬間でもありました。

03

中近東文化センター総裁として

彬子さまは現在、三笠宮さまが創設された中近東文化センターの総裁を務められています。今回の訪問とこの歌は、皇族としての公務であると同時に、研究者として、そして孫として、先人の遺志を継ぎ、未来へとつなぐ決意表明のようにも感じられます。

時系列で見る背景

1975年
三笠宮崇仁親王同妃両殿下がエジプトをご訪問
2016年
三笠宮崇仁親王殿下 薨去
2025年10月
彬子さま、大エジプト博物館開館式典のためエジプトをご訪問
2026年1月
歌会始の儀にて本歌を詠まれる